いつの間にかYouTubeのチャンネル登録者数が1600名を超えた。嬉しい。
という事で、最近私が考えているYouTubeの悩みとチャレンジしてる事について書きたい。
YouTubeにおける「無駄」
YouTubeで流行りの映像では、無駄が省かれている事が多い。
TV番組の編集よりも更に無駄(沈黙や無駄話)が少ない動画が多い。10分程度に纏めるのが主流と言われている。※もちろん無駄だらけで面白いチャンネルもある。
これ、どうしよう?と悩んでいる。
ちなみに今年からサッカーのマッチレビュー動画を、半分くらいの時間にしようとしている。短い時間で要点を伝える。
でもこれ、正しいのか?とも思う。
なぜYouTubeでは無駄を省くのか?
なぜYouTubeの動画では無駄が省かれているのだろうか。そこから考えよう。
テレビ・ラジオと比較する。
私の知る限り、無駄の多さは、ラジオ>テレビ>YouTubeだ。
ラジオの無駄の多さ
ラジオは無駄が多い。そこが良い。
現場を見させていただく事や台本を見させていただいた事もあるが、ラジオはパーソナリティが自由に使える時間が比較的多いメディアだ。
だからこそ、パーソナリティの面白さは番組の面白さと直結していたりする。
なぜラジオは無駄が多いのか、と考えると、作業BGMとして聞いてる人が多いからではないか。車を運転しながら、漫画を書きながら、パソコンを打ちながら、家事をしながら聞いてる人が多い。
そうであるなら、必要な情報だけをコンパクトに纏める必要は必ずしも無い。ドタバタとせわしないラジオは聞きたくない。むしろ「楽しそうな雰囲気」であるとか、「素敵な音楽」であるとか、そういうセンテンスが重要になってくる。リスナーを考えるなら無駄が必要なんだ。ラジオには。
テレビにおける無駄
民放は無駄が少なくなりがち。
キャストの喋りは台本ベースで、進行も台本ベース。その上で要らない部分を削る。
TVの大事なポイントは、各放送局は視聴率をベースに広告収入を得るので、視聴率を稼がなければいけない事。
こうなるとガヤガヤワイワイと騒ぎ立てるバラエティ番組が多くなる。無駄はなるべく削ってジェットコースターのように盛り上げポイントを無理やり作りまた盛り上げて、とチャカチャカした構成を繰り返す。
たぶんこういう構成が苦手な人はNHKやテレ東を見るのだと思う。他のキー局とは少しだけ違う世界線で番組制作をしているからだ。
ちなみにBSの番組では結構「無駄」が沢山映される。
見てるのは高年齢の方が中心、という事もあるのだろうけど、BSではチャカチャカした番組はあまり作られない。
YouTubeにおける無駄
さて問題はYouTubeにおける無駄だ。
私は実はYouTube特有のジャンプカット多用の編集方法は好きじゃなかったりする。もっと無駄なシーンが多くて、無駄な喋りが多くて、噛んだ所も含めて、ラジオみたいな空気感のコンテンツの方が好きだ。みんなそんなにチャカチャカとYouTubeをやるなよ。
でもそれはYouTubeを見る多くの人の需要には合わなかったりする。
みんな忙しいから、10分~15分を割いてもらう事に動画を最適化していかなければならない。しかもYouTubeは案外「ながら視聴」をされないので、みんなそれなりにちゃんと見てくれる。
さぁ、「私の好きなもの」と「求められるもの」との乖離が生まれた。
単純に話す速度を上げる
「私の好きなもの」と「求められるもの」との乖離を少しでも埋めるために、私が今実践している解決策の1つがこれ。
単純に喋る速度を上げる。
そんな事かい!とツッコミを受けた気がするが、そんな事だ。
これは映画『ソーシャルネットワーク』を見た時にヒントを得た。マーク・ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグが、まくしたてるように話し続けるシーンは私の脳裏に強烈に残っている。
「視聴者は長い動画を見たくない」、「私は出来るだけ沢山喋りたい」。
その2つを解決するなら、喋る速度を上げる事だ。今はこれにチャレンジしている。まだ少しずつしか変化は見えないので気づかれないかもしれないが。
聞きづらくなっていたらごめんなさいだけど、この努力をし始めてから、チャンネル登録者数の伸びは確実に良くなっている。
もちろん、ゆるく喋る時はゆるく喋りたいけど、とりあえず今はチャレンジしてみる。
早く喋るのは頭の整理もされていないといけないので大変なのだけれど、ひとまずチャレンジ。
↓早く喋るのにチャレンジし始めた最初の動画はこれ