5/16、茨城にあるバスケットボールチーム、茨城ロボッツがB1に昇格した。
その試合をアダストリア水戸アリーナに観に行った。とても素晴らしい瞬間に立ち会えたな。と思ったので、今の気持ちを文章にして残しておきたいと思う。
Uターン移住のきっかけの1つ
私は2020年の1月に、故郷である茨城にUターン移住で帰ってきた。
住む場所は正直どこでも良かったので、移住を決める前に茨城県内のいろんな場所を視察した。
土浦、取手、そして水戸も見た。
私は高校生まで日立に住んでいたので、水戸には馴染みがあった。B&Dというスポーツショップでサッカースパイクを選んだり、コパムンディアルというユニフォームショップでサッカーのユニフォームを眺めるのが好きだった。
移住に伴う視察で水戸を訪れた際の私の水戸の印象は、ポジティブなものとネガティブなものの2つに分かれた。
ネガティブな方は「なんとなく人通り減った……?」とか「マルイは終わっちゃったんだー」とか「LIVIN(デパート的なやつ)が丸々無くなっちゃんたんだ~」とか、そういう寂しさにも似た感情だった。
※水戸の人口はそんなに減っていないので、人通りが本当に減ったのかどうかは分からないけど、そういう印象です。
逆にポジティブな方は、茨城ロボッツの存在が大きかった。
水戸の街のど真ん中に、ユードムアリーナというバスケットコートがあった事。そして水戸の街にたくさんロボッツのポスターが貼ってあった事。スポーツが大好きな私は、この光景がとても嬉しかった。同時に茨城ロボッツというスポーツチームの本気度も伝わってきた。
この時点ではまだロボッツの試合を見た事は無かったのだけれど、長年Jリーグを見てきた私は「ロボッツは遅かれ早かれB1に昇格するチームなんだな」という事が直感的に分かった。チームの本気は良いサポーターを呼び込む事。施設への投資は良い選手を呼び込む事を、体感で理解していたからだと思う。
大型の商業施設は無くなったけれど、また違う形で水戸の街は面白くなるのかもしれない。というポジティブな予感を感じられた。また、スポーツで茨城が盛り上がるというのは、私の人生のミッションとも繋がる重要な事だった。
そんなこんなで、茨城ロボッツの存在が私の水戸移住のきっかけの1つになった。
昇格を見守れたシーズン
Uターン移住と合わせて、2019-20シーズンの途中から私はロボッツの試合を見始めた。
アダストリア水戸アリーナは想像よりも遥かに観戦環境が良く、アリーナにも何回も行った。
2020-21シーズンからは、経営する水戸のアイリッシュパブ「PublicBar」にも多くのロボッツブースターの方が来店してくれて、アリーナの外でも楽しくバスケ談義をする事が出来た。
私はバスケットボールについては詳しくなくて、サッカーのように「あーだこーだ」と考えながら見ることは出来ない。だから「点が入った、入らなかった」みたいな一喜一憂でいつも観戦を楽しんでいる。ロボッツの試合を観に来るまではバスケの試合を生で観戦した事が無かったので、非常にエキサイティングな体験をさせてもらえた1年間だった。
昇格の試合となった仙台とのプレーオフ準決勝は、素晴らしい熱気と感動がアリーナを包み込んでいた。ここ1年で最も興奮した瞬間と言っても過言ではないほど熱い瞬間だった。
また、2021年の6月いっぱいで茨城ロボッツの社長を退任される山谷さんについて忘れられないエピソードがある。
私が「水戸でスポーツ好きが集まる飲み屋さんをやります!」と公に発信した次の日の一人目のお客さんが、茨城ロボッツの山谷社長だったのだ。
発信した動画はこちら↓
山谷さんの事は認識していたので、お店に山谷さんが入ってきた瞬間に驚いた。
「近くに寄ったもので」と言いながら山谷さんがビールを飲んでくれた事を私は一生忘れる事は無いだろう。
私はこれからも茨城をスポーツやカルチャーの面から盛り上げていくような事業を起こしたいと思っている。
茨城を共に盛り上げる志を持つロボッツの事はこれからも応援しながら、あるいは刺激をもらいながら、私自身も成長していきたい。