茨城にUターン移住してきて10ヶ月の記録と近況報告

久しぶりにサッカーではないブログの更新。

茨城にUターン移住、Uターン起業して10ヶ月が経った。東京での会社員生活から地元茨城(水戸)に戻ってきて起業、新型コロナウィルス、飲み屋さん(Public Bar)の経営、アパレルブランド(ordinary ball)のローンチまで、いろんな事があった10ヶ月だったなと感じている。

備忘録的に、この10ヶ月に感じた事や起きた事、そしてこれから起こしていきたい事を綴っておきたい。茨城に移住をしてみたいと感じている方や、これから起業をしてみたいと思っている方の参考になれば幸い。

想定外の新型コロナウィルス

まず、茨城に帰ってきて「これから頑張るぞ」というタイミングで新型コロナウィルス(以下COVID-19)という、起業家には強烈すぎるハードルがやってきた。

ここまで経済活動をストップせざるをえない状況になるなんて東京にいた事は想像もできず、私は面食らってしまった。結果的に1月と2月に準備していたサービスは世に出す事もできず、3月~5月も(経済的には)ほとんど有効な活動はできなかった。

一方で「日本に生まれて良かったな」と思う事もあった。

有り難い事に、日本はCOVID-19に伴う補助金やら給付金が手厚かった。特に企業向けの補助金や給付金が手厚い。個人向けの支援を手厚くするというよりは、企業向けの支援を手厚くして失業する人をなるべく出さないようにしていたのだろうと思う。本当に有り難い。

加えて、実は昨年に既に起業はしていて、少しだけお金を稼いでいたのが補助金やら支援金では大いに役に立った。

去年の1年間は起業だけして、会社員生活を送りながら空き時間で立ち上げた会社の仕事をして、(売上的には)一見意味のないような努力をしていた。「この1年の努力は無駄だったかな」と昨年末に思ったのだけれど、その努力が今年の自分を助けてくれる事になった。人生は何が起きるか分からない。

「間違ったことがいつか君を救うから」と、どこかのロックバンドが言っていたけど、まさしくそんな気分。

ad

Public Barの日々

そして6月、飲み屋さん(Public Bar)の経営を譲渡していただける話をセカンドアースさんからいただけた。

勘違いしてほしくないのが、セカンドアースさんはCOVID-19の影響でPublic Barを手放したくなったわけではない。1月以前からもともと経営の変更を検討していた店舗で、そこに我々がタイミングよくご縁をいただいたという話だ。

まずはしょーごがPublic Barで働き始め、私はPublic BarのWeb面やデザイン面を整える作業から始めた。メニューを作ったり、Web上の情報を整えたり。あとは2人で売上や経費のバランスを見ながら、いつから経営を移管するのかという事をセカンドアースさんと詰めていった。

8月からは私も店舗に立ち、「いくら売れるようになれば(あるいはいくら支出を下げれば)店舗の経営が成り立つのか」という事を考える日々が続いた。結果的に11月から経営を譲渡していただく事になったわけだけれど、7月~10月の約4ヶ月は経営のシミュレーションをさせてもらったという日々だった。

Public Barはとても良い箱なのだけれど、ソフト面でもハード面でも課題の多い店舗で、改善ポイントがいくつもあった。

それを1つずつしらみつぶしで解決していき、1日1歩ずつ前進するような日々が続いた。その日々は今も続いている。

改善ポイントは、お金のかかるもの(つまり店舗のハード面)はまだ対応できていないものが多い。もう少し世の中の情勢が安定したら、お金のかかるものも1つずつ解決していきたいと思う。

肝心の売上だが、お陰様で7月から毎月少しずつ売上は伸びている。

東京や関西、遠方から来てくださるフォロワーさんも多く、本当に嬉しく、有り難い限り。

月の売上で去年を超えられる日もすぐそこまで来ているので、そこまで行けば一旦は上々と言えるのだろうと思う。

飲み屋さんでは思いがけない出会いも多く、人と繋がれる有り難さを日々感じている。

■Public BarのHPはこちら

orinary ballの話

夏にはアパレルブランド、ordinary ballもローンチした。

プレオープン後の正式オープンを9月にする予定だったが、プレオープンで見えた課題を解決するために想像より時間を食っており、グランドオープンまでもう少し時間をいただいている。

次のデザインは既に上がっていて早く世に出したいのだけれど、もう少し時間をいただきたい。

しかしアパレルの作業は楽しい。

私自身はデザインしていないんだけど、コンセプトやアイディアはクリエイティブ・シンキングを要求されるので、これまでに使わなかった脳みそを使う感覚がある。デザイナーさんとデザインを詰めていく作業も刺激的だ。

早く「面白いな」と思ってもらえるプロダクトを世に出したい。

■ordinary ballのHPはこちら

ad

YouTube・ブログの話

Public Barの店舗に立つ日々が始まってから、YouTubeやブログの更新頻度が下がってしまった。

お店で忙しいので一旦優先度を下げていたわけだけれど、ブログは週に1~2くらいのペースで再開できるようになると思う。

YouTubeは撮影も編集も隙間時間にはできないので、もうしばらくはお休みの日々が続いてしまうと思う。

今後の話と2021年の話

ざっくりと振り返るとこんな日々だった。

そして今後の話。2021年にやりたい事。それをボチボチ考え始めてる。

まずはPublic Barをキッチリ軌道に載せないといけない。Public Barだけは割高の固定費(主に家賃)がかかってしまうので、優先度は高くなる。

後はordinary ballの正式オープンをして新商品を続々と作っていきたい。そして、その次の事業の柱についても検討を始めたい。

ご存知の通り飲み屋さんはCOVID-19の状況下では向かい風の中を走らないといけない。Public Barに売上が集中しすぎないように、別の事業の柱も検討していく必要がある。

まずは茨城のマーケットを徹底的に観察して、次の面白い手を考えていきたい。

その時には新しい仲間も加えられるようになったら良いなと思ってる。2人で多くの事業を回すのは不可能なので、事業を増やすたびに仲間を増やす。ONE PIECE的な、海賊団的な組織を作れたら良いな。

ad